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スリランカの建築について その2 

FI79125_0E.jpg1.煉瓦で作った地上置きタンク

この前、どこかで、屋久島に移り住んだ自然愛好家のサイトをのぞきました。屋久島の自然がいかに素晴らしいか、屋久島を訪れる観光客に屋久杉の森を案内できるのは非常に幸福だ、この素晴らしい自然をいつまでも大事にしたい、云々。ふむふむ、そりゃあ素晴らしい事ではないか、と。

その自然愛好家の家は、街中から山裾を数キロ登ったところにあって、子供は靴を履いた事がない、との話。ほほぉ~、そりゃ良い事だ。健康な足になるぞ、と。

それで、その後のページで、「NTTに何年も交渉して我が家にもやっと電話が引けてきました。街中から数キロ離れて、電話線を我が家のためだけに延々と敷設されて、ありがたいと思います。」と。。。_| ̄|○

自然愛好家、という私のイメージはこれでガラガラと。電話線を、この一家のためだけに延々と数キロ敷設する、この贅沢、この贅沢を疑問に思わないこの「自然愛好」の姿。やれやれ。

FI79125_1E.jpg2.設置例

私は、何でもかんでも中央に集積する、というのが嫌いです。例えば、下水道というのは、都市だろうが、農村だろうが、人里離れた一軒家だろうが、公共設備を「公平に」分け与える、なんてポリシーで、人里離れた一軒家に延々数キロ下水管を敷設して、中央下水処理場に連結している。無駄ですね。個別のばっき槽を自治体の補助で設置すればいいじゃないですか?下水道普及率何%!なんて目標は必要ありません。個別で良いんです。その方がコストは安くなる。

FI79125_2E.jpg3.パンプキンタンク

さて、この写真・図面はスリランカの農村の上水(飲み水)のシステムです。1の図は屋根から雨樋を通して雨水を集めるタンクのイメージ。この2の写真はその設置の写真です。中央からの上水道を延々と引き延ばすより、こうして、各戸個別に雨水を集水して使うのが自然の姿。ま、シャワーを使いたいなら、タンクを大きくして、村に上水池を設置、村の上水池と各戸個別タンクを併用してポンプアップすればいい。3番目の写真はカボチャタンクです。手作りのこういった地上設置型タンクもあります。安い。簡単にできます。

FI79125_3E.jpg4.地下タンク

大型になると、地下にこういった形で設置する場合もあります。この場合、汚水などが入り込まないように防水を入念にしなければなりません。多少入ったところでミネラル分が増えていいでしょう。バイ菌なんて、水を沸かせば死にますよ。

FI79125_4E.jpg5.地下タンクと高架タンクによる給水のイメージ

これは、地下タンクと高架タンクを組み合わせたイメージ。私が設計するならこれに活性炭(椰子殻活性炭、スリランカに腐るほどあります)を詰めたフィルターを作って、それで濾過してやりますが。バイ菌は見えませんし沸かせば飲めますが、ちょっと濁っている水とか虫の入った水はイヤですからね。その程度で問題ありません。スリランカの日本人の住宅も、住んでいる人は知らな
いでしょうが、タンクの中はちょっと見たらショックかもしれません。フィルターを蛇口につけるのではなく、大本に付ければ済むのにね。

日本は、こんな住宅設備は不要でしょう。でも、将来エネルギー危機が深刻になった場合、大地震がおそった場合などを考えれば、今から戸別のシステムを考えておいた方がいいのではないかと思うのですがね。

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