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The Origin of Indian Astrology 

インド占星術の成立 - The Origin of Indian Astrology

インド占星術というのは、なぜ生まれたのでしょう?

厄介です。いちいち暦にお伺いしないと何もできないようなシステムなど、誰が考えて、誰が普及させたんでしょうか?文献を残すのが大嫌いのインド人です。文献なんてありはしません。文献があっても、ハウ・ツー物を書くのが大嫌いで、すべて形而上学的に、武蔵の五輪の書のようにわけのわからない書き物に昇華してしまうのがインド人です。リグ・ヴェーダを読んだって、何がなにやらわかりません。

占星術の成立は、初期には農耕に役立てるものだったのでしょう。夏至があり、冬至があり、春分の日があり、秋分の日があって、種まき、刈り取りをする日を決めないと、収穫に影響します。暦を正確に把握する必要が大規模農業の勃興で出てきました。

ところが、太陽の運行だけを見ていてもよくわからない。太陽と地球の関係は、地球が(自然にそうなっているだけですが人間の目から見て)いい加減なことに軌道面に垂直ではなく、23.5°傾いた地軸を持ってます。それで四季が生まれます。

この地軸、厄介なことにぶれるんですね。地球ゴマみたいなもんです。この地軸のブレは太陽の運行を観測していてもよくわからない。そこで、星も観測する必要が出てきました。地球が傾いて太陽の周りを周回していなければ、そんな観測なんて必要なかったでしょうに。

ただ、星の観測をしていても、どうにも名前でも付けないと覚えられるものではない。星にひとつひとつ名前を付けていたら名前の数も足りない。どこにあるのかもわからない。そこで、星をグループ分けして命名してしまえ、というので星座なんて集合体にしてしまいました。これだったら、おひつじ座αとかで名前の数が少なくなります。

名前を付けて、定期的に観測、などということになると、個々人の農民などではできません。数学の知識が必要。ですから、だんだん専門家集団になってきて、知識を伝えるのに教育機関化もしなければいけませんでした。

お布施なんかもらううちに、特権階級化してきて、科学じゃなくなって、宗教になってきた。それで、宗教になったものだから、将来を知りたいという迷える子羊に何かご託宣を施さなければいけない。ふと見上げると、お得意の分野の星座が。それに付けた名前と、赤くて大きいとか、青いとかで、吉兆をこじつけるようになった、なんてのが占星術の起こり。

古代のペルシャやインドの占星術は、よく言えば農耕社会の科学者集団の宗教です。しかし、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教などは、奇跡・呪術に結びつけてしまいました。モーゼも、キリストも、モハメッドも、神の啓示を受けたとか、神の子だとか、預言者と勝手に言い出せば、占星術などという高等数学を長い間学習しなくてもでっち上げられる宗教です。古代農耕社会の砂漠狩猟社会に対する敗北だったのでしょう。逆に高等数学である占星術は黒魔術の分野に入れられてしまいました。

さて、このお話は、ユダヤ教のような他の宗教からのフェイクも、そのまたフェイクのキリスト教も、さらにまたそのフェイクのイスラム教も、そんなものより前からあった仏教も誕生する前のお話から。

ザラスシュトラ、ツァラストラ、ゾロアストレス、ゾロアスター、皆同じで言葉によって違っているだけですが、ゾロアスター教の宗祖とされている人です。

このゾロアスターがやったのが、このゾロアスター以前の占星術教団の呪術みたいなものから神話を体系化した教義を作ったこと。牛とハオマを禁止した。ハオマというのはチョウセンアサガオに似た蔓性の植物からとった幻覚剤です。祈りなのか乱交なのか分らない儀式をやめた。そして、インド-イラン共通の神話をひっくり返して独自の神話と教義を作ったというわけです。あれ?牛を禁止したのですか?それでは、ヒンドゥー教になってしまいます。ヒンドゥー教もゾロアスターからパクったのでしょうか?

デーヴァというのは、天神様のことだそうです。シリアで紀元前1500年頃に勢力を誇ったミタンニ王国にも同じ神様がいたそうです。デーヴァがイランに行くと悪い神様ダエーワにされる。アシュラは破壊する神様ですが、アフラとして正義の神様になります。アパムナパートというのが水神様で、あとでアッシリアからアナヒータという大地母神に名前を変えます。

このアナヒータという水神様とアフラの天神様の息子がミトラです。あ!やっとミトラ神がでてきた。ミトラ。。。弥勒(ミロク)。。。名前が似てます。

このゾロアスター、こういった古代ミトラ教を整理して、古代ミトラ教マズダー派なんてものを創始しました。これがゾロアスター教。拝火教とも言われています。

このマズダー派と意見をことにしたのが、ミトラ教です。根源は古代ミトラ教で一緒。日蓮正宗と創価学会みたいなものかもしれません。まあ、なんでもいいですが。

ミトラ派は、アケネメス朝の末期からバビロンの占星術と結びついた。ミトラの秘儀とバビロンの占星術が融合し秘教占星術(ズルワーン神学)が生まれました。

ズルワーンの神話では、ゾロアスター教徒同じく、ズルワーンが善悪両神の上に立ってます。そのズルワンの下にミトラがいて、善悪両神を統括している。これがミトラ教です。このズルワーンとは「永遠の時の守護神」で、ギリシャ神話のクロノスと一緒。あ!ここでもパクリですねえ。ギリシャ神話もペルシャからパクったか。。。

7曜日というのがあります。日本では、弘法大師が七曜すなわち「六曜蜜」を日本に伝えたそうです。だから、キリスト教以前から7曜の概念はありました。でも、ユダヤ教やキリスト教の安息日の概念は伝わってなかったので(当たり前ですね、「六曜蜜」という密教の概念なんですから)、日本人は明治まで、盆暮れ正月を除いて、年がら年中働いていたってことです。

この「六曜蜜」、月火水木金土の6曜度に最後の蜜、蜜曜ということですが、それは唐でソグド語の太陽(日)の「ミル」を音訳して「密」又は「蜜」としたわけです。当時の仏教では、太陽は大日如来という根本仏と同じですから、密は「日」だということで、大日如来の教えを「密教」としたわけです。秘密の密、顕教に対する密教、ではなかった。蜜曜は日曜に。ところが、ソグドでは太陽はミトラだった。同じことは、西洋のSundayにも言えます。七曜は西洋も使いますが、これもミトラ教の守護神から来ています。なんだ、みんなパクリですね。

占星術では、日月火水木金土の七遊星が守護聖になります。魔法の世界では、近い順は、月が一番近く、月・水・金・日・火・木・土で、土星が一番遠い。7と言うのが聖なる数字、聖数です。六曜蜜の七曜もそうです。ローマ時代のミトラ教(ミトラス教)の組織は7段階になっていたそうです。大烏-新妻-兵士-獅子-ペルシャ人-太陽の使者-父パテルです。最後が、パテル。イタリア語のパパ、ポープ。ローマ教皇はポープ。あれ、ここでもまたパクってますね。

古代はパクリばかりの世界だったようです。オリジナリティーはたった一握りの天才が発揮したのでしょう。。。現代も同じか。。。進歩がありません。

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コメント

拙ブログ「英会話?」にコメントありがとうございます。なるほど、占星術とはこういうことだったのか。『ガンディーと使徒たち』という本を訳したとき、グルザリラール・ナンダ(1964年と66年に1ヶ月ずつ首相代行)のインタビューが出てきました。70年代には引退して占星術に専念しているのだけれど、在任中も大事なことは占星術師に相談して決めたというのです。この訳書に付けた用語解説で「ニーチェのツァラストラはゾロアスターである」と書いたのですが、お遊びが過ぎるというので編集者に削られてしまいました。盛りだくさんの内容ですね。ゆっくり読ませていただきます。そのうち、日本語のタミール語起源説にも触れてくださいね。

コメントありがとうございます。

三十郎さん、

コメントありがとうございます。

三十郎さんの『原文が間違っている!』は参考になりました。この前、シンガポールに出張した際に、Ngee Ang Cityの紀伊國屋で村上春樹の翻訳物を8冊、娘用に(日本語を教えていません)買ってまいりました。娘にプレゼントしてしまったので、私は通読しておりませんが、今度読んで比較してみたいと思います。

"to establish a self-sufficiency program based on sheep"は、私は技術者なので、この訳はスッと納得できます。原文の「羊毛の自給自足体制を確立」という工学的な用法を訳すとこうなるのかな?固い部分は文語的に訳したのだろうか?と思ってしまいます。

ではでは。

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