日本人に告ぐ9 - 日本の強み
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| ■「日本は美しい」53%=「美しくない」43%−内閣府調査 (時事通信社 - 07月05日 23:11) |
| 政府は5日、安倍晋三首相が政権構想の基盤に据える「美しい国づくり」に関する特別世論調査の結果を発表した。それによると、現在の日本について「美しい」と回答した人は53.3%だったのに対し、「美しくない」は43.0%に上った。若い世代で「美しくない」と答えた人が過半数を占めており、内閣府は「いじめや虐待などの報道に接し、現状に問題意識を持っている人が多い表れ」としている。 |
| 調査は、日本の「美しさ」に対する国民のイメージを探り、国内外に向けた日本の魅力発信などの施策づくりに役立てるのが狙い。5月24日から6月3日にかけ、3000人の成人男女を対象に実施し、有効回答率は60.9%だった。 |
また、戯言(たわごと)を言う。
>「美しくない」は43.0%に上った。
>若い世代で「美しくない」と答えた人が過半数を占めた。
他人事ですな。悪いのは政府、官僚、自分らは被害者。
この設問も設問ですが、若い世代がそう考えているということというのは、自分の責任をどれだけ顧みてのお話か?
設問を変えてみればよろしい。
●現在の日本について「美しい」と思える世代、年代層は何歳くらい?
或いは、
●現在の日本について「醜い」と思える世代、年代層は何歳くらい?
と訊いてみればいいでしょう。
さて、どの世代かな?
美しい日本に寄与している世代はどれ?
醜い日本に寄与した世代はどれ?
ま、人のせいにしてはいけません。マスコミなんてのも信じてはいけません。
さて、
日本の強み、でしたっけ?お題は?
今の日本の強みというのは何でしょうか?
え?先端産業?素材産業?
はずれ。
・・・
我が家に、21年前、ヨメと結婚したての頃、日本で買ったステンレスの鍋があります。片手鍋。生産業者はと調べると、もうありません。何の変哲もない片手鍋です。黒い取っ手です。プラスチックなんでしょうか?
さすがに、日本からシンガポールを経て、香港、そしてスリランカと使っていると、鍋の片手の取っ手はまだいいですが、常時熱を受ける蓋の取っ手はひび割れ、はげ落ち、ガタガタでした。
この前、香港に行きました。香港の現地資本の百貨店で、日本製のこの蓋の取っ手と全く似た物のスペアパーツをヨメが発見しました。
「これ、ウチの片手鍋の蓋に似ているんだけど。。。」
「ほほぉ、これはそっくりだ。買ってみよう!」
「21前の鍋よ!」
「日本の【もったいない】を思い出せ!使えなければそれまでだと諦めて」
2つセット(大小)で、香港ドル10ドル。150円です。当然、日本のメーカー製。
スリランカに帰って、片手鍋の蓋の取っ手をはずして、付け替えてみると。。。
ピッタリでした。新品そのもの。
21年前の、製造元ももうない、何の変哲もないステンレスの片手鍋の取っ手。スペアを作っているメーカーも別メーカー。たった150円。世界のどの国で、製造元も違うのに、使える鍋の蓋の取っ手のスペアが存在するんでしょうか?
ちなみに、国境を越えた引っ越しの多い我が家。持っていく物は、高い物ではなく、使いやすい物に限られます。21年間生き延びた鍋。買った時、1500円くらいでしたが、耐久力抜群。他の銅鍋とかが置き去り(友人などにあげる)のに比べ、優れた製品であるとはわかっていましたが、ここまですごいとは。。。
・・・
今の日本の強みというのは何でしょうか?
【もったいない】思想です。
【もったいない】思想から、QC運動が展開され、トヨタが世界一に近づき、日本の製品が世界一の品質の評判を勝ち取っているのも、【もったいない】思想があるからです。
省エネルギー、原子力に代表される発電技術、すべて、【もったいない】思想から発達しています。【もったいない】思想に関わる技術はすべて日本の強みです。
反対に、【もったいない】思想の対局である、会計年度予算使い切りの組織は、日本の弱みです。ぜんぜん、【もったいない】を考えません。官僚組織、そうですね。
以前、江戸時代、倹約で藩財政が立て直ったことはないと書きました。
倹約は、【もったいない】思想とはそもそも違います。
倹約とは、消費の抑制。【もったいない】思想は、消費するにしても、どう消費するか考える思想。根本から違います。
そして、単なるケチ思想とは違います。ケチ思想は、消費をいかに抑えるか?の思想で、どう消費するか?という思想ではありません。
「美しい日本」というのは、どう消費するかを考える、必要最低限の中にも、調和を見いだす、ということなのかもしれません。
今、世界に求められているのがこれなのではないかなと、ふと思います。
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[2007/08/06]
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