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核保有議論と外交カード 

外交カードというのは、具体的、かつ、条件的なものです。具体性がない、条件のない外交カードなど存在しないも同じです。

問題を絞りましょう。一般論の外交カードなど話してもしょうがないので、核保有議論のカードに関して書いてみます。

まず、核保有議論であるのが、

1.日本国として、核を保有するという選択をするのか、選択をしないのか、これを議論

これは、お気づきのように、他国に対する外交カードにはなり得ません。これはあくまで国内政治カードでしかない。つまり、持つか持たないか、これは国内政治では具体性を持つように見受けられますが、対外的には、具体性はありません。核が存在するわけでもなく、存在させようとするのかどうかの条件付けですらありません。

2.日本国として、核保有をするという議論を封印する

これも、議論の封印ですから、他国にとってはなんら具体性も条件もないわけで、国内カードであっても、外交カードにはなりません。

3.日本国として、何故核を保有しないかの決断をする議論

これは、核を保有しないという具体性を持ったものです。そして、議論する場合には、どうして核保有をしないか、断念するかの、条件も出てきます。これこれこの条件において日本は核保有を断念する、という立派な外交カードになります。

4.日本国として、核を保有するという決断をする議論

これは3と同じで外交カードのように見受けられます。

しかし、

外交カードというのは、使える相手が必要という条件があります。現在の国際政治状況で、この核保有をする、という場合、核保有をしないという決断と違って、卵が先か鶏が先かで、北朝鮮と同様、核を保有しないとカードたり得ないわけです。核保有の潜在能力はあり、これこれこういう条件なら核保有に踏み切る、というカードでは、どの国家がそのカードの有効性を考慮するでしょうか?実際の物理的な核という物が存在しない時点に置いて。ですから、この4のカードも外交カードには使えないわけです。

さらに、この外交カードの中の『核カード』、国家において、使う相手も内容も違います。

例えば、パキスタンとインドの核カードの場合、対象国はこの2国だけ。中国に対してインドが核カードを使えるでしょうか?中国中央部まで到達する搬送手段のミサイルが存在しない状況で。パキスタンも同様です。イスラム国として、イスラエルに対してこのカードが使えるかどうか?搬送手段としてはインドと同じ事です。

では、イランが持った場合は?これは複数国に対して使えるわけです。つまり、最大の仮想敵国のイスラエルにも使えます。イスラム国家の友邦としてのパキスタンにも使えます。イスラム国家でありながらスンニ派で、親米国のサウジにもアラビア半島国家群にも使えます。

北朝鮮の場合は?これまた同じ話ですね。

では、日本の場合は?中国にも使えず、韓国はもちろん、ロシアにも使えません。圧倒的な核ミサイルで袋だたきになるだけです。

このカードが使えるのは、インドとパキスタンの場合と同じ、北朝鮮にだけ。これでは意味がないでしょう。アメリカを攻撃しないとしても、アメリカに核カードをちらつかせて、プレゼンスが高まるでしょうか?日米同盟に亀裂が走るだけです。

つまり、対費用効果から考えて、金のかからない外交カードとしては、3の

『日本国として、何故核を保有しないかの決断をする議論』

というものだけが可能性を持つ物だと、こう思いますが、いかが皆さん考えられますか?

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核のカラ騒ぎ

補選前にミンス党、テロ朝、犬HK、T豚S、悪の枢軸の必死の印象操作工作
  • [2006/10/24 01:39]
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