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正義の側に立つ者の心理学(1) 

正義、大義、と使われてますが、どうも字が違うのではないかと思います。

正義
1.道理にかなっていて、 正しいこと。

【大義】
1.人間として踏みはずしてはならない、最も大事な道。
2.国家・君主に対する忠誠

「このイラク戦争に正義はあるのか?」

とか、

「このイラク戦争に大義はあるのか?」

というのは、

「このイラク戦争に道理にかなっていて正しいことはあるのか?」

とか、

「このイラク戦争に人間として踏みはずしてはならない、最も大事な道はあるのか?」

と問うていることです。

が、

この正義とか大義とかは、人間個人の生き方で主張するもので、さて、国家と国家の問題で、「道理にかなっていて」や「人間として踏みはずしてはならない、最も大事な道」などと言うことが問えるのか?と思います。

国家というのは、化け物みたいなものです。操縦する人間によっても(ヒトラーのように)、構成する国民の偏差によっても(昭和の初めの戦勝提灯行列の日本人のように)、どこへ行くのかわからない、操縦しがたい物です。これに対して、正義だ、大義だ、と人格のある物のように言ってもしょうがないことです。こんな正義だ、Justiceだ、大義だ、 The Noble Cause of Peaceだ、などと言っても、仕方がないでしょう。

国家に人格はありません。これを使い出したのは誰だったのか?海外では、アメリカの反戦主義者が使い出したのでしょうか?それともブッシュ陣営なのか?日本では、菅民主党党首だったような気がします。

日本人が正義とか大義とかを言う時は、大義名分、という言葉になるのかな?

「大義名分」だと、どうもテレビの水戸黄門の悪玉が、正体の知れていない水戸黄門に、「お上の意を受けての大義名分がござる」と言うみたいに、ネガティブな、言い訳めいたイメージがあったのでしょうね。大義という言葉が使えるとして、現代の大義というのは、「全人類が納得できる物」なんでしょうな。それを「新秩序」なんて事で、有史以来、勝者が敗者に対して打ち立ててきたのが、大義。やはり、事前に使う言葉ではなく、領地、政治体制、富などが戦争などで変更されて、その事後に勝者によって使われるのが大義の通例だったようですね。

そう考えると、第2次対戦には負け、戦後60年経っても、戦後大義の大本の国連での敵国条項は削除されず、安全保障理事会常任理事にもなれず、国に政治力もなく、圧倒的な経済力も失って、多くの国民はひとつの言語しか解せず、他国の事情などマスコミによるしか理解できない、こういう日本国なるものは、大義を叫ぶにはあまりに弱々しい。せめて、大義名分を国連に付けてもらうのが関の山、でしょうな。

第2次対戦前は、連戦連勝、勝者の大義がありましたが、戦争に負け、東京裁判で全否定され、もう、大義のよりどころとしては、アメリカ他戦勝国が設立した国際連合(United Nations:連合国、連合国家群)しか残っていない、という情けない現状です。

日本のような負け組が大義だ、大義だ、と言っても誰も聞く国、聞く国民はいないでしょう。日本国民以外には。これは、次に何か起こるまで、そして、そのときに勝ち組になるまで、「国家間の」大義なんて言葉を使わないで、冷徹に積分値としての日本国の利益(どちらに転んでも得する)を追求するほかないでしょうな。

大義だ、なんて事を叫んだところで、大義を具現する、新しい秩序を打ち立てられる「力」は日本国にないのですから。力とは、軍事力でもいいですし、政治力でも経済力でもいいですが。

その政治力がないとかで、政治家とか官僚を責めるのはお門違いというものです。政治家、官僚といっても、日本国民に代わりはないのですから。彼らに力がないと言うことは、国民の能力がない、ということ。つまり、彼ら、政治家・官僚は、日本国民から抽出された人間なのですからね。

じゃあ、どうするんだって?

テレビの水戸黄門じゃあるまいし、いつまでも善玉、悪玉論争をしていないで、冷徹に積分値としての日本国の利益(どちらに転んでも得する)を追求する行動するだけ。善玉、悪玉の2元論をいつまで言っていてもどうしようもない。一歩一歩が具体的で実際的なことをするほかはありません。難しい行動ですが、水戸黄門的善玉・悪玉2元論を忘れて、国民が努力する他ありませんな。
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