スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

マインドセットされた者の心理学(7) 

日本の某県で選挙速報に従事されていたヒダリの女性の嘆きがある所に掲載されていました。

 ・・・(略)・・・

午前1時30分にようやく投票数が確定されたというアナウンスが流れて、家に帰ったのは午前3時をまわっていた。9時から開票が始まって、大きな体育館で30分ごとくらいに選挙区と比例区の得票数がプリントされて、報道各社の席に配られます。それを新聞社の支局宛にiモードで送信して本社のデータベースに送信するのが私の仕事です。

 ・・・(略)・・・

朝日新聞記者と一緒にそれぞれ送信しているので、「自民党 単独で過半数、ほぼ確定」という話を送っているのがもう11時頃には聞こえてきました。笑顔の小泉首相が一面を飾った明日の新聞紙面が目に浮かんでどっと疲れが出てきました。もう日本はおしまいだ、と絶望感がこみあげました。

もう日本はおしまいだ

過度の危機意識というのは妄想を産みやすいものです。家庭に対する危機意識で、子供が両親を刺殺することがあります。会社の社長が危機意識のために自殺することがあります。危機意識をバネにその危機を打開出来る人と打開出来ない人がいます。その境目は、危機意識が過度に働いて、その他の打開策が見いだせなくなった時です。

危機意識の中で最も危険な物。それは憂国的感情でしょう。子供の家庭に対する危機意識は家庭の崩壊程度で済みます。社長の自殺は会社の破産だけで済みます。しかし、憂国的感情の危機意識が過剰に働いた場合、それは国家の崩壊を意味する場合があります。

過度の憂国的感情を抱いて、それを行動に移してしまう人は思想的狂人でしょう。過度の激しい憂国的感情の割には、それを秩序立てる知識と良識が極めて乏しい。

個人で活動しているのならそれはまだ、「もう日本はおしまいだ」という嘆息程度で済みますが、それが組織だって動くとなると、乏しい知識と良識が集団という勇気を与えてくれるものによって吹き飛んで、論理を飛躍させ、行動で自分の情念を表現しようとします。

彼女は妄想したのでしょう ─── 今回の衆議院選挙における自民党の圧勝は、憲法9条を抹殺し、自衛隊の海外派遣を合法化し、戦争が出来る日本国家を形成する第一歩である ─── これは彼女だけの妄想ではありません。日刊ゲンダイなどのイエローペーパーが盛んに煽り立てている妄想を一部で真剣に信じる人達がいます。

 自衛隊はもどれない。
 9条はどうなるのか
 米軍基地は減らない
 アジアの国と仲良くできるのか?

 ・・・(略)・・・

日本が占領していた、朝鮮半島から動員されて、炭坑などで過酷な労働を強制されたり(318、546)、各地の工場でただ同然で働かされて、多くの人が死んでいった。日本人で同じ仕事をしていた人の2倍も死者がいた。厚生省に把握されている人数が667、684人。

最初は日本で働いた方が良い収入が得られるといった言葉に騙されて自らきた人たちも、いたそうですが(1939年ごろ)、1944からは無理矢理つれてこられる人が大部分になっていったという話を聞きに行ってから仕事に行ったのです。朝鮮半島内で無理矢理働かされていたひとが409、929人、慰安婦にされた人数は10万とも20万1千。(「従軍慰安婦資料集」大月書店1992年)

家が貧しい少女たちに、工場で働いて、学校にも通える。という就業詐欺のかたちで行われて、男尊女卑で、男の子さえなかなか学校に通えないましてや女なんてと親に言われていた貧しい農村部の少女達が狙われたのだそうです。小学5、6年生からそれよりちょっとうえくらいの少女達が。騙されてついていった。

 ・・・(略)・・・

それなのに経済以外の協力はするつもりもない。そして、経済制裁をしろという日本人。それなら、どこでどうして死んだのか、連行された方々の遺族に知ってるだけでも教えないのでしょう。厚生労働省にはすべてではないけれど亡くなられた方の資料が残っていて、遺族の方が希望すれば、調べられる方もいるのだそうです。

北朝鮮の脅威を言う前に真実を教科書に載せて欲しい。

がっくりして力が出ない、●×▼子でした。

突然、彼女の妄想は日本の朝鮮の植民地経営の過去に飛びます。とりとめがない。しかし、これも過度の憂国的感情のなせる技だとすると良く理解出来ます。心優しい人なのでしょうが、過度の激しい憂国的感情の割には、それを秩序立てる知識と良識が極めて乏しい。

こういう方々を単に左翼、サヨク、左、ヒダリと呼ぶのは適切ではないですね。

戦後のアメリカの占領により、日本にアメリカのリベラリズムが大量に出回りました。で、アメリカのリベラリズムというのは端的に言うと、「弱者に味方するお節介」ということです。それに、GHQが後押しした共産主義・社会主義思想が流入して、それらが渾然一体となったのが日本の大衆的左翼的雰囲気だと思います。

その大衆的左翼的雰囲気の中で、それを秩序立てる知識と良識が極めて乏しい人が集団のプロパガンダに乗せられると、60年・70年の安保騒動のようなことになりますし、それらの形骸が未だに現在のプロ市民の形で残っています。

北朝鮮の脅威を言う前に真実を教科書に載せて欲しい。

過度の激しい憂国的感情の割には、それを秩序立てる知識と良識が極めて乏しいので、視野狭窄を起こしているようです。

自分が知っている、と言っても単に「従軍慰安婦資料集」(大月書店1992年)という本で読んだだけの知識で、その数字だけを書き上げて、それを小中学校の教科書に載せろと主張しています。それが「真実」と言っていますが、何が真実なのか?というのを理解しているのか?歴史という文脈の中で何をこの事実(真実などありませんね)が語るのか?その前の歴史的事実、さらに前の歴史的事実、その前の。。。と連綿とした流れを教えずして、これらの事実だけを抜き取って教えて、さて子供にどのような影響が出るのか?知識と良識が極めて乏しいので全く解っていないようですね。

別の憂国の士の発言で、

> 息子はおれらが戦争にいくかもしれないのに
> なんで選挙権ないの?不公平だ。と言いました。

ほんっとに、そうだと思います。息子さん、えらいっ!

> アメリカでは16歳で車の免許を取れるとか
> だったら選挙権もくれたっていいんじゃないでしょうか。

あのね、たしかブラジルの人が、ブラジルでは義務化されていて選挙権は18歳以上だけど、申請すれば(希望者は)16歳から投票できる、と言ってました。

という微笑ましい発言も見られます。親が3人組的だと、子供も本気で自民党圧勝で「おれらが戦争にいくかもしれないのになんで選挙権ないの?不公平だ」などという考えになってしまうのでしょうね。

自民党が勝つと、徴兵制度が復活し、日本は軍国主義の道を再びたどる

そう親が子供に教えているのでしょう。

過度の憂国的感情を抱いて、それを秩序立てる知識と良識が極めて乏しく、それを行動に移してしまう人

それは左翼的傾向のある人。。。いやいや、本当の左翼思想人に失礼ですね。言い換えましょう。

この思想行動、言ってみれば思想的狂人は、3人組的思想傾向の人に限りません。過去にもいたじゃないですか?ただ、違いは、プロ市民組織、3人組はなんらの力もなかっただけで、もしも、軍事力とか政治的ポジションという武器を持てば同じことをした過去の人間達が。 ─── 515事件と226事件の青年将校共ですよ。それから、ゾルゲ事件で日本国を売った売国奴の尾崎秀実などもそうですね。コミンテルンを信じて、満州経営だけで満足していた日本国に、北への侵略の恐怖から、南方経営とアメリカへの宣戦布告を内閣に吹き込んだ馬鹿者。同じ類の人間です。

極右も極左も、この点に関しては変わりがありませんね。だから、左翼と右翼は対置関係にあるのではなく、同根異幹であるのではないかなと。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://franklloyd.blog68.fc2.com/tb.php/260-fde8a8ba

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。