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マインドセットされた者の心理学(1) 

「正義」というメタファーは誤解が多い代物です。しかし、この題目は私にとってしばらく考えたいものです。「正義の側」の続きで、今度は「マインドセット」について考えていきたいと思います。

マインドセット」などと言うと、何だぁ?と思われるかもしれません。FRANK LLOYD語で意訳して、「意識固定」、「認識固定」、「言霊自動反応」などという意味でお考え頂ければいいと思います。或いは、「思考の型、考え方の枠にはまった知能」とでもいいましょうか。

マインドセット」は誰でも持っているものです。日本人として意識が固定されている、アメリカ人として意識が固定されている、国籍・文化・成長した土地・両親・友人、あらゆる要因のマインドセットが考えられます。

さて、

いつか、どの新聞か忘れましたが、その新聞の1面に、ある大学の数学の問題が紹介されていました。たった1問。円周率が"3.00"以上である事を証明せよ、という問題です。

おお、良い問題だな、と思いました。丸暗記した、定式化した問題ではなく、規定内の時間で、さまざまなアプローチで答えを出せる問題です。最近の日本の学校は、円周率を3.14ではなく、3で近似して教えるのだそうです。これは私の娘の通っているインターナショナルスクールでも同様です。これに関して、「ちゃんと(?)」3.14で教えないといけない、という意見も多いですが、私はそうは思いません。考え方の道筋さえ正しければ、3であろうと、3.1であろうと、3.14であろうと、小数点以下60桁まで教えようと、どうでも良い事です。

ただし、その考え方の道筋に行き着くためには、無限分割の話とか、円に内接する多角形、三角形の各辺の長さの導き方とか、定理、公理を理解して無くてはいけない。そして、定理・公理まで、自分で考えて発見せよ、というのは、学生個々がニュートンやアインシュタインではないので、まず不可能です。これは、丸暗記でいい。公理・定理がどう証明されたか、丸暗記してしまえ、できれば理解して、ということです。

これら、無限分割の話とか、円に内接する多角形、三角形の各辺の長さの導き方などの定理・公理がわかれば、この問題を解く事は応用問題ですね。ようするに、円に内接する多角形の外側の辺の長さの合計が、直径の3倍より多ければいいのですから、手っ取り早いのは円に内接する正八角形で証明すればいいでしょうか?他にもいろいろな答えがあります。私もいくつか考えようと思ってます。

マインドセットされていると、こういった問題を解く事は難しい。意識、認識が固定されていますから、3.14でいいじゃないか?なぜ、3以上なんて問われなければいけないのか?と、3.14で習った世代は考えるかもしれない。「円周率が3」と習った世代だと、これが丸暗記ではなく、考え方の筋道で習っているはずですので、日本の子供は知りませんが、私の娘は解けてしまう。こういった具合で、丸暗記には丸暗記の効用があり、考えさせる学習には考えさせる学習の効用があるのですが、いずれかにセットされると、丸暗記派か、或いは考える学習派か、とどちらかに偏ってしまいます。

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