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ラッセル・アインシュタイン宣言と憲法9条(8) 

「日本が戦争に巻き込まれないよう、九条を守りたい」

この考えが如何に非現実な考えであるかは既に述べました。

ラッセル・アインシュタイン宣言で述べられている理念は、このような低次元の理念ではありませんし、自発的宣戦布告はしない、侵略のために軍備は持たない、などという消極的な憲法9条の理念とも違います。

ラッセル・アインシュタイン宣言で述べられていることは、当たり前の理念です。

① 核兵器に代表される大量破壊兵器・相互殺戮兵器によるオーバーキルでの戦争は、全人類を滅亡に導く。それらの兵器の全面的な廃棄を求める。

つまり、ラッセル・アインシュタイン宣言の理念は、「全人類の存続」です。

「私たちが今この機会に発言しているのは、あれこれの国民や大陸や信条の一員としてではなく、その存続が疑問視されている人類、人という種の一員としてである。」という話です。

単純ですね。

ただし、次の文の

「世界は紛争に満ち満ちている。そしてすべての小さな紛争の上にかぶさっているのは、共産主義と反共産主義との巨大な闘いである。」

は過ぎ去りました。今、現在あるのは、

「世界は紛争に満ち満ちている。そしてすべての地域紛争・民族紛争・宗教紛争の結果としての核保有国同士の核兵器を用いた闘い」

です。まず、これは阻止しなければいけない。「核保有国同士の核兵器を用いた闘い」を阻止するためには、それが起きる原因である「すべての地域紛争・民族紛争・宗教紛争」を阻止しなければいけないということです。この地域紛争・民族紛争・宗教紛争には、テロによる紛争も含まれています。

ということは、ラッセル・アインシュタイン宣言の理念の2番目は、

② 全人類を滅亡に導くような戦争を起こす原因となるすべての地域紛争・民族紛争・宗教紛争を解決して、人類滅亡を防ぐ

ということです。

つまり、台湾海峡紛争に介入なら核使用も=中国軍当局者、米国に警告-英紙で引用したような核保有国の行動を許さないということでしょう。

そのためにはどうすればいいのか?

「日本が戦争に巻き込まれないよう、九条を守ろう!」

という貧弱な理念では、ラッセル・アインシュタイン宣言の理念は守れない、ということは明白です。

民主主義の4段階のレベルの

① 自己利益の追求と共に、社会への貢献を目指す
② ルールの遵守に加えて社会の共感が得られないような行動は取らないように自制する
③ ルールに違反しない限り何をするのも自由
④ 発覚しなければルールを犯しても得になることをする

で、日本は長い間③のレベルにとどまり続けました。しかし、日本は、第2次世界大戦の呪縛から解放されて、②や①のレベルに進まなければいけない。③のレベルにとどまる限り、他国の尊敬や共感は得られないでしょう。

全ての軍備の廃棄というのは理想です。しかし、それは全世界の国家が一斉に全ての軍備を破棄しないと実現しません。それは現時点では不可能でしょう。そして、他国が一切軍備を破棄していないにもかかわらず、日本だけが軍備を破棄するなどということで実現出来るでしょうか?それもまた不可能ですね。

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