スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

地球温暖化(2) 

さて、紀元前5000年前頃の縄文海進は何故起こったか?温暖化と寒冷化、氷河期と間氷期はなぜ起こるのか?その自然サイクルはどのくらいか?などと考えると楽しいですね。でも、また起こるかもしれないと思うと楽しくないか。。。_| ̄|○

海底地滑りの跡(吉田町指定の天然記念物)

ふ~む、海底地滑りなんてものがあるんですね。これは何かと言いますと、

津波の基本知識
海底地滑りによる津波は、海底での大量の土砂崩れが発生原因となる津波である。特徴として、地震の規模に比べ津波の大きさが大きいため津波の予想が困難になる。しかし、大きな津波が発生する場合はそれなりの規模の地震が発生していることから、全く津波警報や注意報が発表されないことはないが、津波の高さを具体的な数値で予測することは困難である。

大陸から続く海底は大陸棚と呼ばれる遠浅(といっても数百メートル)の海底になっています。それが海溝に落ち込む。谷のようになった部分ですね。そこが海底地滑りの舞台になります。

FI1910077_1E.jpg左図:[海底地滑り説が有力なパプアニューギニアの地震]

さて、

1988年のパプアニューギニアを襲った津波は、地震に伴うハイドレート層の分解と、それによる海底地滑りの可能性があるといいます。

んんん?突然、メタンハイドレートなんて言葉が出てまいりました。なるほど。

メタンハイドレートは、要するに高圧の海底で、水の分子がメタン分子を取り込んで凍った状態。これは大陸棚では深度が足りないのでできません。大陸棚が途切れて海溝に落ち込む部分に溜まっていることが多い。で、水分子がメタンを取り込んで凍っているので、圧力が変動したりすると(海底地滑りで土砂が落下してきてメタンハイドレートがそれによって吹き上がったりすると)、水分子がメタン分子を取り込んでおけなくなって、突然メタンが吹き出すわけです。

1m3のメタンハイドレートを分解すると、水:0.8m3とメタンガス:172m3(大気圧下、0℃)のメタンガス(天然ガスの主成分)を得ることができる。

1立方メートルのハイドレートになんと172立方メートルのメタンガスが含まれているわけです。ハイドレートの状態が不安定で、圧力変化で水分子がメタンを保持出来なくなったら、一気に172倍の容量の気体になってしまうということですね。もちろん、深海底では1気圧ではないので、その泡は172倍の容量を持ちませんが。しかし、水面に近づくにつれて泡は大きくなる。その泡は相当量の水を押し上げるのでしょう。それが、今回のインドネシアの海底地震と同じ効果を起こして、津波を誘発するわけです。

なるほど。

これが過去起こったでしょうか?起こったらしいです。

ストレッガ海底地滑りというのが紀元前6000年前、つまり今から8000年前に起こったそうです。

メタンハイドレート
【ストレッガ海底地滑り】
 ・・・(中略)・・・
「ハイドレート層は、プレートの沈み込み領域に集中している(マントル対流によるプレートの沈み込み領域)まず、北米大陸の西海岸と東海岸にある。そして北太平洋からオホーツク海にも確認されている。また、日本近海にも多い。それから北欧のノルウェーの近海。それからもう1つ、陸上の永久凍土層だ。埋蔵場所としては、シベリア、そして、アラスカだ」

「どうして(陸上のハイドレート層が)シベリアとアラスカだけなのか?」

「それは、メタンハイドレートは氷だからだ。つまり、永久凍土の地域でないと解けてしまう」

「石油やガスのパイプラインでは、ガスハイドレートが出来るのは古くから知られていた。そうしたガスの1つ、メタンのハイドレートが、今問題になっているわけだ。永久凍土では、氷点が重要なのだろう。しかし、深海底では、水深500mの水圧と氷点が絡んでいる。いずれも氷が保持できるというところが共通点かも知れない」

「ハイドレート海嶺で、地滑りが起こったらどうなるか。あのハイドレート層は一気に解け出し、結果的に大気中へ大量のメタンを放出することになる。そして、それは前章でも説明したように、温室効果ガスの二酸化炭素 (CO2) に変わる。つまり、こうしたことは自然界ではごく簡単に起こりうるということだ。(メタンガス自体も、二酸化炭素の10倍から20倍もの温室効果能力を持っている)」

「1998年の夏のことだ。モスクワのシルショフ海洋研究所の研究グループが、ノルウェー西岸沖の深海底に、不安定なハイドレート層があることを発見した。そして、これがどうやら、“ストレッガ海底地滑り”の引き金になった地点ではないかと考えるようになった」

「この“ストレッガ海底地滑り”というのは、地質学的な大事件として、特に有名らしい。ところが、これがどうやら、大陸斜面のハイドレート層の不安定化がその引き金になったらしいということが分かってきた。これが起きたのは約8000年前。約5600k立方メートルもの海底堆積物が、大陸棚から太洋低にズレ落ちたと言われる。その移動距離は、実に約800kmにも及ぶ。つまり、巨大な海底地滑りだ」

「これは、巨大な津波を引き起こしたと考えられる。それが、ノルウェー沿岸などを襲ったのだろう」

「8000年前だと、人類は居た。最終氷期の終わりだ。その最後の氷河期の間、スカンディナビア半島は厚い氷河に覆われていた。しかし、やがてそれが終わり、氷河が後退していった。半島とその周辺の海低域は、膨大な氷河の重量から開放されていったわけだ。すると、次に大きな隆起が起こったと考えられる。海も隆起して浅くなり、ますます海底は暖められていった」

「すると、つぎに何が起ったか。どうもハイドレート層の融解が起こったのではないかと言うわけだ。つまり、それが、“ストレッガ海底地滑り”を引き起こしたと考えられるわけだ。一方、ハイドレート層の融解が起こったわけだから、大量のメタンが海中に放出されたことになる。そして、その何割かは大気中に出て、温室効果ガスになった。そこで、地球はますます温暖化が進んだというシナリオだ」 堀内は、右手でキーボードを操作し、データを表示した。

「これは、大陸斜面という海底構造を、きわめて不安定にする要因になっているかもしれん。ま、今後の重要な研究課題になるだろう。しかも、そこからハイドレートを資源として採取するとなれば、それはかなり危険なものとなる」
「うむ。危険な場所は、当然避けなければなるまい。が、ハイドレート海嶺の写真のように、露出している部分は、さほど問題はないだろう。ま、いずれにしても、深海底での作業は、かなり危険なものになる」

「1立方メートルのメタンハイドレートは164立方メートルのメタンになるとあります」

「メタンハイドレートは、普通は雪が降り積もったように、純粋な白い層や塊で存在しているわけではないようだ。それは泥層の中に、数%といった程度に含有されているもののようだ。今年、日本の天竜川沖の試掘リグで回収されたものは、含有率20%と言われ、きわめて高濃度なものだったと聞いている」
「ちなみにメタン(CH4)も温室効果ガスで、その能力は、二酸化炭素(CO2)の10~20倍も高いといわれる」

ということで、自然現象で急激に温暖化ガスが増大する理由に、海中のハイドレートが気化して大気中に放出されて、8000年前の温暖化の原因になったという説もあります。これはちょうど縄文海進の頃ですね。

あれ?北極の氷が溶けて、塩分濃度が低い低温の層が出来て、それが温帯・熱帯からの暖流を海底の深い層に押し下げたら、500m位に溜まっているハイドレートを不安定にさせて、メタンの吹き上げを起こすことも考えられますね?
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://franklloyd.blog68.fc2.com/tb.php/231-b2e79b26

メタンハイドレートについて

メタンハイドレートメタンハイドレートとは、メタンを中心にして周囲を水|水分子が囲んだ形になっている物質である。大量の有機物を含んだ土砂が低温・高圧の状態におかれ結晶化している。見た目は氷に似ているが、火をつけると燃えるために「燃える氷」と言われることもあ
  • [2007/02/07 22:00]
  • URL |
  • 化学物質いろいろ |
  • TOP ▲
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。