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常任理事国は第2次大戦の役割で決まった?! 

陳水扁総統:「台湾」の名称で国連加盟申請を正式表明
台湾の陳水扁総統は13日、米ニューヨークと結んだ米議員、海外記者らとのテレビ会議で、「台湾」の名称での国連加盟申請を正式表明した。陳総統は「国際社会でも台湾という名称が定着している。世論調査では台湾の人々の79%が『台湾』での国連加盟申請に賛成しており、このような民意をいかなる指導者、政府も無視できない」と訴えた。
台湾はこれまで、台湾の正式名称である「中華民国」として国連加盟申請を行ってきた。今回の国連総会でも台湾は12日、外交関係を持つ国を通じて「中華民国」の名称で加盟申請を行ったが、総会での上程を果たせなかった。陳総統は「台湾は2300万人の人々が民主的な投票で指導者を選出している。国連総会が開幕したが、この重要な場に欠席させられていることは非常に遺憾だ」と述べた。
こういうニュースが出ていますが、これは中華民国の国連脱退と中華人民共和国の国連加入の際の経緯を知らないとわかりにくでしょう。以前、中国の王光亜・国連大使は、国連の安保理常任理事国について「5カ国は第2次世界大戦で果たした役割によって選ばれている」と言っていますが、それは中国の大陸を統治している主権国、といわないと本当のところはわかりません。

常任理「第2次大戦の役割で決まった」 中国国連大使 ← もうリンク切れ
中国の王光亜・国連大使は2日、国連の安保理常任理事国について「5カ国は第2次世界大戦で果たした役割によって選ばれている」と述べた。国連本部で、なぜ中国は常任理事国としての席を維持し、インドなどの国には認められないのかとの記者団からの質問に答えた。
王大使は日本やドイツなどによる安保理拡大を目指す動きについて「国連での開発論議など重要な改革議論が、安保理拡大という一つの問題によってハイジャックされている」と批判した。
安保理改革をめぐって中国は、非常任理事国を倍増させる案を支持。常任理事国の拡大には反対の姿勢を示している。
良く理解出来ない発言ですが、中華人民共和国の国連加盟は1971年10月25日。その日に中華人民共和国が国連加盟、中華民国(台湾)は脱退(追放)。

国連の中国加盟、台湾追放当時の外交文書を公開

1950年6月25日、北朝鮮は韓国に侵攻し、朝鮮戦争が始まった。6月27日に国連安保理は「韓国を支援して北朝鮮軍を撃退することを国連加盟国に要請する」米国案を採択し、史上最初で、たぶん史上最後の国連軍が結成された。

なぜ、「たぶん史上最後の国連軍」かというと、常任理事国5ヶ国ともが拒否権を発動しないような人類共通の巨大な敵は現れないであろうし、また、1950年6月27日のようにソ連(現在はロシア)が国連安保理をある理由で欠席するような異常な事態が起こらないでしょうし、さらに、1950年のように中華民国が常任理事国であることは2度とない、ということで、史上最後のと思うわけです。

さて、なぜ1950年6月27日にソ連が国連安保理を欠席したか?

1949年10月1日に中華人民共和国が成立すると、ソ連とソ連圏諸国はただちに中華人民共和国を承認し、ソ連は1950年1月13日の国連安保理事会で、中華人民共和国を中華民国に代えて国連に加盟させ、安保理常任理事国とすることを提案しました。この提案は米国などの反対で否決されました。ソ連は、そのことに抗議して安保理を欠席し続けたわけですね。

こんなことはもう将来起こらないでしょうね。

朝鮮戦争当時は、中華人民共和国は国連加盟国ではなかったのでアメリカと闘っても国連加盟国同士で悶着を起こすことはありませんでした。朝鮮戦争当時は、中華人民共和国は国連の敵だったわけです。

しかし、このどの国が中国の代表権を持つのか?という問題は、その後も尾を引きまして、アメリカも中華民国が中国の代表権を持つ国だから、中国としての国連の加盟国と常任理事国は中華民国である、ということを強弁し続けるんですが、中国に政権がないのに中国の代表権を持つと言い続けるのは難しいですね?

だんだん、次第に中国の国連加盟を支持する国が増えきました。そこで、米国は「中国代表権問題」を国連憲章第18条に規定されている「重要問題」に指定する政策を採用しました。

国連総会の過半数で「重要問題」に指定できるが、「重要問題」に指定された問題の可決には、国連総会の3分の2以上の賛成が必要ということ。1970年の国連総会では、中国の国連加盟を支持する国が51票、反対は49票でしたが、重要問題に指定されていたために、3分の2の賛成が必要なためにこの提案は否決されました。

第18条【表決手続】
1.総会の各構成国は、一個の投票権を有する。
2.重要問題に関する総会の決定は、出席し且つ投票する構成国の3分の2の多数によって行われる。重要問題には、国際の平和及び安全の維持に関する勧告、安全保障理事会の非常任理事国の選挙、経済社会理事会の理事国の選挙、第86条1cによる信託統治理事会の理事国の選挙、新加盟国の国際連合への加盟の承認、加盟国としての権利及び特権の停止、加盟国の除名、信託統治制度の運用に関する問題並びに予算問題が含まれる。
3.その他の問題に関する決定は、3分の2の多数によって決定されるべき問題の新たな部類の決定を含めて、出席し且つ投票する構成国の過半数によって行われる。
しかし、アメリカもずるい。1970年といえばニクソン政権。ベトナム戦争泥沼の時期です。

1971年7月、ヘンリー・キッシンジャー米大統領補佐官が突然訪中。外交音痴の日本は困惑。アメリカはは中国封じ込め政策を放棄、1971年10月25日、第2758号決議案(アルバニア決議案)によって、中華人民共和国は安保理常任理事国として国連に加盟、それまで常任理事国だった中華民国は国連の一般議席も失って、これは事実上の国連からの追放という事になりました。

それは、中国はどうしても中華民国を国連から追放したいと望んだんですが、国連加盟国の除名には安保理の勧告、その後の国連総会の3分の2の賛成が必要です。そんな提案をしたらアメリカの拒否権に一発で合って、国連総会に回りません。だから、周恩来は第2758号決議案(アルバニア決議案)の中で、「中華人民共和国の代表が国連における中国の唯一の代表であり、蒋介石の代表を国連および全ての国連機関から即時追放する」と書かせたんです。

これなら、中国を代表する国家の議席の交代であって、ある一国の追放ではないので、安保理にはかる必要はないわけです。この決議案に従うと、中華民国は主権国家ではなくなるわけです。き、汚いなあ。アメリカも努力したんですよ。中華民国の蒋介石に、常任理事国の席だけ放棄すれば、加盟国として存続出来るから放棄しなさいと提案した。だって、常任理事国の放棄をすれば、中華民国を追放しようとすると、改めて安保理にかけなければいけなくなり、それならアメリカの拒否権が使えますからね。でも、蒋介石は断った。

ん?まてよ?とすると、法規上は、1971年以前の中華人民共和国は主権国家ではなくなるわけか?ついでに言っておきますと、この決議案があるので、中国としての議席では中華民国は2度と国連に復帰出来ません。だから、台湾として中国とは別の国として加盟する他はないわけです。これが国際外交の厳然として冷たい法律を用いた追い落としです。

結局、中国の代表権を巡る、中華民国と中華人民共和国の争いは、1945年以降も16年間続いたわけです。

まさか、この事実を中国の王光亜・国連大使は忘れたわけではないでしょうね?

『国連での開発論議など重要な改革議論が、安保理拡大という一つの問題によってハイジャックされている』と批判した。

1971年にハイジャックした国はどこの国だったんでしょうね。これだから中国という国は。。。と言いたくありませんが。。。言いたくなる。アホ!
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