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ペットボトルのリサイクルは環境に優しい? 

ペットボトルの回収率6割を超える
飲料や樹脂の業界団体でつくる「PETボトルリサイクル推進協議会」(東京)は、ペットボトルの平成十五年度の回収率が前年度比7・6ポイント増の61・0%になったと発表した。回収率が60%を超えるのは初めてで、米国19・6%(推定)、欧州30・0%(同)と比べても大幅に高い。市町村による回収率が増加したほか、協議会が確認したスーパーなどの事業者による自主回収量も増えた。同協議会は「極めて順調にリサイクル事業が進んでいる」と評価、十年後の二十六年度に回収率80%以上を目指している。

ペットボトルの回収率6割を超える

なんて聞くといいことではないか?なんて考えませんか?

でも、よぉくお考えください。ペットボトルの新品を作るには石油製品が必要だから、それをリサイクルするのはいいことだぁ!なんて、単純に考えてませんか?

では、リサイクルに必要なものは?まずは、リサイクルのための運送手段です。それから、ペットボトルの洗浄、粉砕、溶融。。。これだって、石油や電気エネルギーが必要ですね?だから、新品を作るよりもリサイクルの方がエネルギー的に低くなるためには単にワンサイクル(1回回収)ではダメだ、ということ。何度も何度も回収して資源を使いまわしにしなければ、むしろ、新品の方がエネルギー・資源の使用率が低い、ということにもなります。ところが、ツーサイクル以上使いまわそうというのも難しい問題がいろいろあります。環境問題を印象で感じて、善行を積んでます、いい気分になるだけではいけないということ。物事、単純では有りません。

何が正しいリサイクルなのか
・・・
A君::したがって、リサイクルをすることによって、全くリサイクルしない場合よりも、資源採取量も廃棄物発生量も減るから、常時リサイクルはすべきだ、という結論を出すことができる。

C先生:ただ、この議論は危険なのだ。なぜかと言えば、本当ならば、ブリスターパックの用途を考えると、バージンのPET樹脂で作るにはもったいない、品位が高すぎると言えるからだ。LCAの議論では、このような「もったいない」「材質が高品位すぎる」といった議論をする研究者は居ない。

B君:しかも、生産量の問題もある。すなわち、カスケードリサイクルでは、ペットボトルとブリスターパックの生産量にある制限があることだ。ペットボトルの生産量の80%ぐらいがブリスターパックである場合には都合が良いのだが、いつでもそんな状況になるとは限らない。

A君:さらに、言えることは、ペットボトル1本からできるPET樹脂の量は、かなり歩留まりが悪くなることです。

B君:さらに、ペットボトルの場合、蓋は別素材だし、表面のシュリンクラベルも別素材。

C先生:それはそうなんだ。しかし、なんといっても問題なのは、ブリスターパックの効用というものが、評価されないことだ。

A君:地球の資源を利用する場合に必要な最大の目標は、資源の利用効率を高くすること。となると、今後のLCAの評価関数に、効用あるいは経済効果という項目を入れなければならない。

B君:これまでのLCAの研究者は、どうしても、二酸化炭素排出量、エネルギー使用量などに拘泥して、経済的な価値とか、素材の性能の劣化といったコンセプトを取り扱うことができなかった。
・・・

市民のための環境学ガイド?時事編:2004年版
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