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地球温暖化(7) 

香港は人工的な都市でヒートアイランド現象出放題。しかし、小さな島で76平方キロメートルしかない。小豆島の半分の大きさ。だから、ちょっと風が吹くとヒートアイランド現象も消えてしまいます。それに、島のほとんどが山・丘。平地は海岸の近辺と谷の部分だけ。

香港島の定点観測は10月14日です。過去の気象データから言って、この日を境に、高温多湿から低温低湿に移るわけですが、2000年はほぼ14日から秋。2001年も10月18日。2002年は10月25日。2003年は11月2日。2004年は11月10日。だんだんずれてきています。これが循環して元に戻るのか、どうなのか。今年はいかがでしょうか。

スリランカの定点観測は海水面。列車の線路と海岸までの距離で体感出来ます。1985年、津波で有名になったゴールとコロンボの間に線路と海岸の距離は200メートル。それが1988年には150メートル。現在は85メートル。海進がすすんでいるのが温暖化の影響か、単に浸食作用かわかりませんが。

インドのマドラス近郊のマハーバリプラムの海岸寺院。この前の津波で壊れてしまって、津波の後行ってませんが、最初に見たのが1995年。次に訪問したのが2002年。ここは遺跡の崩壊を防ぐために寺院の近辺はフェンスで囲まれています。双眼鏡でみるしかない。こころなしか、海岸が近づいているような。まあ、また数年経ったら見に来ればいい。

ところで、

環境問題を善悪で捉えたり、南北問題の貧困で捉えたり、費用負担で捉えたりしていますが、これは地球という閉ざされた環境での出来事で全体問題です。イデオロギーや政治問題でまず捉えると方向性がおかしくなるのは当たり前。

だいたい、サヨ系環境団体がいけない。環境団体は環境団体らしく環境のみに行動を絞るべきなんですが、サヨが入り込みやすいのでしょうか?政府・先進国・大企業が加害者で、国民・途上国・被雇用者は被害者という図式で、必ず善悪問題と絡めてくる。

サハラ砂漠の拡大は気候問題も絡むが、家畜、特に山羊などの飼育にも問題がありますね。これを善悪問題で捉えられるというのでしょうか?山羊がドンドンどんどん雑草を食べる。樹皮を食べる。そのため、草木が枯れ果て、地表が露出し、砂漠化がさらに進行しますが、山羊以上の家畜がいるとでもいうのでしょうか?山羊を飼う牧畜民は悪者なのでしょうか?

観光開発のためにマングローブの森を伐採して、海岸沿いにホテルを誘致し、周辺住民が雇用にあずかり、地域社会が豊かになります。それにより、海岸の保水、マングローブの回りに住む生態系が破壊される。しかし、貧困層が少なくなる。これが善悪で解決がつくのでしょうか?

南太平洋やインド洋の住民に冷凍施設を与えた。それにより、腐敗しやすい魚介類を冷凍し、輸出出来るようになった。漁民が裕福になったので、大規模漁業に投資し、大型漁船や延縄などの設備を導入出来た。国も先進国からの援助金でそれらに設備の融資を行った。そのために、周辺海域での乱獲で漁業資源が枯渇し、またジンベイザメなどの稀少魚類も少なくなった。これは善悪で解決がつくことでしょうか?

私の仇敵グリーンピースはおろか、最近ではアムネスティインターナショナルまで環境問題に口を出すようになりました。原発はイカンといいながら、全電化住宅に住んでいる日本の環境保護主義者を知っています。彼らは一様に、自分の側が正義の側だと考えて行動しますが、これでは共産主義者と同じですね。だから、環境保護団体はすぐサヨ化するのでしょうかねえ。

科学に善悪などありません。社会主義系の歴史学者が善悪を歴史につけたがりますが、あるがままに起こったことに後付の善悪判断などできるでしょうか?善玉コレステロールとか悪玉コレステロールとか恣意的に言っていますが、それは善悪基準とは違うものです。科学に善悪などありません。環境科学も同じですね。

さて、

温室効果ガスの温暖化への熱効果、90年の1・2倍 ← リンク切れ
二酸化炭素などの温室効果ガスが地球全体の温暖化に与える熱効果が1990年の水準の1・2倍に増加していることが米海洋大気局の最新分析でわかった。データは、二酸化炭素やメタンなど15種類の温室効果ガスを米国本土やハワイ、南極などで過去25年間にわたって観測した結果について、各温室効果ガスが気温を上昇させるエネルギー(ワット)に換算し、一つの指標としてまとめた。

各年の傾向で見ると、0.8~2.8%ほどのペースで増加しており、鈍化することはあっても、減少に転じたことはない。温暖化防止のための京都議定書から離脱した米国では、今夏、カトリーナ、リタの超大型ハリケーンが襲い、インフラや経済などに深刻な打撃を与えたことから、今回の分析結果は、温暖化による異常気象と関連付けて報じられ、関心を集めている。

90年の1.2倍も!と考えるか、まだ1.2倍で幾何級数的な増大の初期だ、と考えるか、受け取り方の自由ですが、それによって何がどの程度変化したのか?(悪化という言葉は科学の世界では無意味)、定量的に示さないとわかりません。後、定量的な変化が具体的などういう現象を伴っているか、素人にもわかりやすい説明でないと、共感は得られないなあ。

国連環境計画(UNEP)の地球環境データベースプロジェクトでいろいろなデータをDLできるので面白い。海面上昇データブック2000(Databook of Sea-Level Rise 2000) なんて、買わなくても126ページの読み応えのある本を閲覧出来ます。

過去22年のこの商売で、モントリオール議定書以前にフロンを使った冷凍機を売ってきたのは私の商売。現在は、オゾン層破壊に対する低影響(温暖化指数は若干高い)の代替フロンと温暖化指数の低い(オゾン層破壊指数は若干高い)代替フロンを使った冷凍機を選定しています。しかし、環境へのインパクトゼロの機械などありませんので、しょうがないなあ。

やり玉に挙がるフロンですが、私のような集中空調システムの設計者がいくら努力しても、車に搭載されているエアコンにはかないません。なにせ、何十万台、何百万台が走り回っていて、生産されて数年で中古になる日本なら代替フロンを使ったエアコンを搭載している車輌がほとんどなんでしょうが、発展途上国ではそうもいかない。生産したのが1980年代なんて車もバンバン走っています。そのエアコンだって、中国で違法生産されたフロンガスを入れないとエアコンが効きませんし、車でさえ十数年の中古なのに、エアコンだけ代替フロンを使ったエアコンに取り替えさせるなんてことは出来ません。

フロンの場合、フロンは魔女ではないを読んで頂くとわかりますが、オゾンホール破壊の元凶なのかどうか、ハッキリした検証は出来ていません。しかし、まあ、この分野の専門家でも無し、私達技術者はモントリオール議定書の言うようにするしかないわけで、困ったものです。しかし、疑わしきは罰する、というのが環境世界の習いなので、しょうがないのでしょうかねえ。オゾン層の現状とオゾン層研究なんか読むと、やっぱりフロンは悪いのか?と思ってしまいますし、これは元物理科、現在技術者には荷が重い。

フロンよりも家畜のゲップに含まれるメタンの量とその温暖化の影響の方がフロンよりも甚大、という説もあります。フロンだったら代替フロンとかそのまた代替フロンとか、アンモニアとか、方法はありますが、家畜の場合、代替家畜なんてできないものなあ。どうするのでしょうかねえ。

Outlook2000は会う人毎に進めています。タダです。世界の環境の現状と将来の展望を述べています。知らないよりは知っていた方がいい。

オゾンホールや海面上昇のような面ばかりクローズアップされますが、温暖化現象の横綱は気候変動です。3秒に1人死ぬからほっとけない、という運動は政治ばかり考えていますが、気候変動に対して政治が関与出来ることはどの程度あるのか?それよりも既得権益を持つ一般人の方がずっと抵抗勢力で問題なのかもしれません。

でもねえ、紙おむつを止めて、手洗いのおむつに戻せ!と共稼ぎ夫婦に言えませんしねえ。過疎地に住む人間に車の相乗りは止めよう、一人で車を占有しないようにしよう、とは言えませんしねえ。ハンバーガーは食わずに、大豆製品を食えとは言えないですからねえ。大豆バーガーまずいし。

まあ、自分に出来ることからやるしかないわけです。

燃料電池で全てが解決するわけでもなし、太陽電池・風力発電で全てが解決するわけでもないのに、マスコミの一部はあたかもそうであるように言いつのっています。燃料電池・太陽電池・風力発電のモジュールを作るのに化石燃料はまったく必要でないの?必要でしょうに。燃料電池の水素やアルコールを作るのにも化石燃料が必要でしょうに。太陽電池・風力発電ユニットが劣化すれば、必要なパーツ、代わりのユニットが必要で、また化石燃料のお世話にならないといけない。

ようするに機械を造るのに、製造するためのエネルギーはいくらか?その中の温暖化へのインパクトはどの程度か?というインプット側を忘れて、アウトプットの使っている間は水しかでません!なんてうたい文句ではダメなんですね。燃料もインプット側ですね。で、インプットでこれだけ、アウトプットでこれだけと比較して、機械寿命を計算して、従来システムよりもインプット・アウトプットの合計で良い結果がでなければ、単に開発企業を儲けさせるだけです。従来システムの改良でも十分!という場合にも、新しいシステムの方が。。。と飛びつくマスコミと、内実がわからない民衆。困ったものだなあ。

原子力発電所が必要悪で手っ取り早いですし、私も原発の発電割合を上げてもいいと考えていますが、立地条件がねえ。M6程度でも、配管なんかひん曲がるとかはずれることはよくありますからねえ。原発なら金をかけていますからそうそう壊れないでしょうが(前の会社にも原子力事業部がありました)、完全な設計と完全な施工はできません。それに原発、寿命が尽きたらねえ。処理が大変ですからねえ。

もう、コストを考えると出来ないことばかりですが、コストを考えないことができるのは民間ではなく、公的機関。でも、小さな政府、なんてことを各国言ってますから、なかなか予算は付かないですね。

じゃあ、宇宙は?ってえと、さらに高コスト。数百年経てば、安価な宇宙往還システムができて、環境悪化する製造工程はみんな宇宙で、と言うことになるのでしょうかねえ。宇宙エレベーターでもつくるしかないなあ。シャトルシステムはダメですが、宇宙エレベーターなんて素材がねえ。結局重力井戸の底に捕まった人類、ということです。

しょうがないからバイオアルコールを1万トンくらい造るかなあ。どこの政府を騙そうかなあ?。。。_| ̄|○
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