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原子力発電とその問題Ⅳ 

原子力発電とその問題Ⅰ
1.エネルギー事情から原子力発電が言うまでもなく重要なのであれば、都心部の近く(例えばお台場)にこそ原発を建設すべきだ。電力の大消費地から遠く離れた地域に原発を立地していては、いたずらに送配電ロスが大きくなり極めて非効率的だ。

FI1916368_1E.jpgさて、なぜ関東平野が原子力発電所の立地に適さないか?

平蔵を以って原発を制すのコメントより
原発が地方に建つのは、爆発したときに人数的に考えて都市圏と比べて慰謝料が低いからじゃないかと微妙に嫌なことを考えてみたり…。それでもどの地方に建つのかについては政治家の関与とかは十分に考えられますよね。

FI1916368_2E.jpgという推理をされる方がおられますが、まず、原子力発電所の立地の候補地を探す技術者は地質学者です。岩盤はどこだ?強固な岩盤はどこだ?と探していて、政治的な「原発が地方に建つのは、爆発したときに人数的に考えて都市圏と比べて慰謝料が低い」過疎地なんてことは考えません。科学者・技術者ですよぉ~。何でも、そういう視点で見てはいけません。

さて、

原子力発電所はどのような岩盤の上につくられますか。
原子力発電所の建っている岩盤は、地質年代では第三紀とよばれる 180万年~6500万年前に形成された地層です。180万年前以降の地質は新生代第四紀といいます。古い地層ほど新しい地層の重みで堅くなり、団結した岩体となります。6500万年前といえば恐竜がほぼ絶滅した頃であり、人類の祖先である霊長類の起源はこの第三紀の終わり頃と言われています。原子力発電所を建設する前には、岩盤が十分な堅さを有しているかについて、ボーリング調査や強度試験などにより評価を行います。そうして、建設する時には、このような堅い岩盤が出てくるまで地面を掘り下げ、岩盤に直接基礎を固定する方法をとっています。

FI1916368_3E.jpg武田信玄の甲州軍団が初めて関東地方に進出した時(川中島の合戦の頃)、関東の田畑には石っころがない!と感激したそうです。山梨県は石ばかり?

関東地方は、関東ローム層で覆われた洪積世、沖積世の土地。関東ローム層なんて、富士山の火山灰ですね。粘土です。岩石なんてありません。よっぽど掘らないと、180万年~6500万年前に形成された地層なんて出てきません。でも、原子力発電所には、180万年~6500万年前に形成された地層が露出した場所が必要です。それも温排水を流す海か大河の近くでないといけません。多摩川とか荒川ではダメ。とすると、海岸沿いしか候補地はなくなります。

180万年~6500万年前に形成された地層。石ころだらけの土地。農業には向きませんね。最初からあまり人が住んでいそうにないですね。

つまり、

原子力発電所の候補地を探して、180万年~6500万年前に形成された地層が露出している場所を見つけていくと、それは農業に適さない、人もあまり住んでいない、海の近くの過疎地になってしまうわけです。

政治家の思惑がまったく入らないとは言いません。痴呆自治体の補助金ほしさもあるでしょう。しかし、そもそも岩盤が露出していなければいけない。まあ、地質学者の言うことを完全に無視した立地条件の原子力発電所もありますが、それは後ほど。

参照:

東京電力のネットワーク(1)電力網の仕組と通信インフラ
シムシティから考える地域エネルギー計画とマイクログリッド
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